モルディブ旅行記(1/3 ダイビング4日目)

ダイビング4日目。そろそろクルーズも終わりに近づいてきた。この日は、3本のダイビングに加えてオプションのナイトダイビングも行ってみた。


朝6時に起床し、6時半からブリーフィング。この日も前日に続いてアリ環礁でのダイビングで、前日よりはマンタが現れやすいポイントということだった。

Moofushi Gaa(アリ環礁)

1本目のポイントはムーフシ・ガア。朝のうちは天候が小雨だったので、海の中は薄暗い。ライトを使うと、ヨスジフエダイの群れがいい感じに光っていた。

そして、前日は見られなかったマンタがこの日は出現した。

岩場の上にしばらくとどまり、悠々と泳いでいるマンタを観賞。

マンタを見るのは、2014年のパラオ旅行以来。

マンタを眺めた後、移動していくとヨスジフエダイの群れがいた。もう何度も見ているので、モルディブではおなじみになった眺め。

こちらは小型のマンタ。ではなく、マダラトビエイ。

1本目のダイビングログは以下の通り。

  • 天候:小雨
  • 気温:28℃
  • 水温:28℃
  • 潜水時間:56分
  • 最大深度:23.3m
  • 平均深度:15.6m
  • 透明度:15m

Dhegaa Thila(アリ環礁)

2本目のポイントはデガ・ティラ。潜行してすぐ、こちらの海中トンネルを通ってみた。

トンネルを抜け、岩場をバックにした魚の乱舞を観察。

初日のダイビングでも見たモルディブスポンジスネイル。本当にテトラポッドみたいで、世界には不思議な形の生き物がいるものだと思う。

そしてカワテブクロもいた。先端をアップで撮ってみたが、「何かの病気なの?」などと思ってしまう色をしていた(すみません)。

なぜカワテブクロが気になるのかは、ダイビング2日目のページを参照してほしい。ちょっと面白い写真も載せている。

こちらは青いイソギンチャク。

ただし海中だから青く見えているのであって、ライトを当てると赤い色に変わる。水の中では青以外の色は水分子に吸収されるため、なんでも青っぽくなってしまう。これはダイビングライセンスを取得する際に講習で習うこと。

イソギンチャクの中に、クマノミが隠れていた。これは1本の白いラインが特徴的なモルディブアネモネフィッシュ。モルディブとスリランカ周辺にしか生息していない固有種になる。

舞うように泳いでいるヒメフウライチョウチョウウオのペア。仲がよさそうで羨ましいね。

2本目のダイビングログ。

  • 天候:曇り
  • 気温:28℃
  • 水温:28℃
  • 潜水時間:49分
  • 最大深度:34.2m
  • 平均深度:16.4m
  • 透明度:20m

クルーズ船に戻り、船尾にあるバナナで栄養補給。このバナナはクルーズ初日に吊り下げられたもので、ダイバーたちが食べることで次第に少なくなっていく。向こう側にある房は、青いバナナがほとんどなくなったもの。

昼食後、リゾートを眺めながら航行。

クルーズ船の屋上で寝ていると、本当にセレブになった気分を味わえる。

私は日本でも特に高額所得者には入らないと思うが、それでもこうしてセレブになれるのだから、このクルーズに参加してよかった。

Moofushi Gaa(アリ環礁)

3本目は、1本目と同じくムーフシ・ガア。モルディブではおなじみのヨスジフエダイの群れ。

そして、ヨスジフエダイの向こうにマンタが現れた。

このときに見たマンタは1本目より近く、悠々と泳いでいる姿を楽しむことができた。

ここはマンタのクリーニングステーションになっているらしく、ぐるぐると旋回しながら何度も近づいてくる。

ここで撮った動画を載せておく。マンタがクリーニングを行う目的は子魚に寄生虫を取ってもらうためなので、マンタのまわりに魚が群れているのがわかるはず。

マンタを眺めた後は、ヒメフエダイの群れに遭遇。

この群れはあまり移動しないので、近づいて撮影しやすい。ライトを当てると、赤い色が目立ってくる。

すごくカラフルなアデヤッコ(キンチャクダイの一種)とムスジコショウダイ。

背ビレの先端が白くなっているのが特徴のホワイトチップシャーク(ネムリブカ)。

サンゴの中にぴったりと収まっていた魚。名前を聞いたはずなのだが、憶えていない。ギンポの一種だと思うので、名前がわかる人がいたら教えてほしい。

マンタも見られたし、魚も豊富で楽しいダイビングだった。

  • 天候:晴
  • 気温:29℃
  • 水温:28℃
  • 潜水時間:52分
  • 最大深度:17.9m
  • 平均深度:12.6m
  • 透明度:20m

夕食後、フェスドゥ・ラグーンというところで停泊。周囲にクルーズ船が集まっていた。

なぜここに船が集まっているかというと、夜にジンベエザメが現れる可能性があるため。結果を言ってしまうと今回のダイブクルーズではジンベエザメは見られなかったのだが、このときは可能性に賭けてナイトダイブに参加してみた。

Fesdhoo Lagoon(アリ環礁)

スタッフが他のクルーズ船と連絡を取ったところ、ジンベエザメが現れたポイントもあるらしい。

では、夜の海中にエントリー。私は日本で何度かナイトダイブをやったことがあるが、夜の海は独特の雰囲気がある。

「ジンベエザメが現れた」と連絡があったのは割と近いクルーズ船だったそうだが、この船には現れず。

上を見上げると、クルーズ船の船尾の明かりが見える。

というわけで、クルーズ船の周囲を泳ぎ回っただけのナイトダイブだった。

  • 天候:晴
  • 気温:29℃
  • 水温:28℃
  • 潜水時間:44分
  • 最大深度:10.6m
  • 平均深度:8.4m
  • 透明度:10m

翌日はダイビング最終日。早朝起床に備えて、この日も早めに就寝。