タイ旅行記(12/30 ダイビング2日目)

ダイビング2日目は「ピピ島+マリンパーク」の3ダイブ。ピピ島は2000年公開の「ザ・ビーチ」という映画の舞台になったことで有名らしいが、この映画は見ていないのでどういう内容かは知らない。

ただ「地上の楽園」と言われるほど美しい島ということなので、これは海中風景も期待できるはず。


朝6時半に起床。8時に送迎車でホテルを出発し、港へ。ほうぼう屋のスタッフの方たちと合流し、ピンクのトラックで桟橋へ移動した。この港は展望台もピンク色。

この日も桟橋はダイバーたちで大賑わい。改めてプーケットの人気ぶりがわかる。

船に乗り込んで出航。港を出て2時間ほどで、ピピ島が見えてきた。

器材を準備し、ダイビング開始。

Koh Bida Nok

1本目はピピ島の少し南にある Koh Bida Nok という小さな島に面したポイント。潜行すると、前日のラチャヤイ島よりも透明度はずっと高かった。写真からも透明度が高いのがわかると思う。

最初に遭遇したのはホソフエダイの群れ。

ホソフエダイの群れを追いかけていくと、前日に続いてキンセンフエダイの群れが見えてきた。

本当に、何度遭遇してもキンセンフエダイの群れは見事だと思う。目の前が魚の壁。

魚群の中に入ってみると、他のダイバーたちが見えなくなるほど密度が濃い。

このポイントは、とにかくキンセンフエダイが次々と現れる。

まるで川の流れみたい。

群れを後ろから追いかけていくところを動画で撮ってみた。

マクロで写真を撮ると、画面いっぱいにキンセンフエダイ。

ワイドで写真を撮ると、この迫力。

いやー、海の中で言葉も出ないくらいに感動した。

そろそろ浮上という時間になって、遠くにバラクーダのトルネードが見えた。

できればトルネードの中に入ってみたかったが、それはできなかった。しかし、トルネードを見られただけでも満足。

キンセンフエダイとバラクーダに感動し、1本目のダイビングが終了。

  • 天候:晴
  • 気温:30℃
  • 水温:26.1℃
  • 潜水時間:42分
  • 最大深度:24.9m
  • 平均深度:15.8m
  • 透明度:20m

2本目のポイントはピピ島の近くなので、1本目が終わってすぐにそちらへ移動した。ピピ島は「ピピ・ドーン島」「ピピ・レイ島」とその他いくつかの小島からなる諸島で、ピピ・ドーン島だけが有人島になっている。下の写真はピピ・レイ島の遠望。

ピピ・レイ島に、映画「ザ・ビーチ」で有名になった「マヤ湾」という入り江がある。

船はマヤ湾の近くまで来たところで停泊した。

マヤ湾のビーチについては、観光客が増えすぎて環境破壊が問題になったことから、この旅行当時は上陸が禁止されていた。このため、湾内には観光船が何隻も集まっていたものの、ビーチは眺めるだけ。

いつか閉鎖が解除されたら、あのビーチを歩いてみたい。

2022年から人数限定で上陸できるようになったという情報があるが、詳細は不明。最新情報についてはそれぞれ調べてほしい。

ビーチを眺めながらの昼食を終え、続いて2本目のダイビング。

Koh Phi Phi Turtle Rock

2本目のポイントはタートルロック。名前の通りウミガメに遭遇する確率が高いポイントになっている。潜行すると、まるで箱庭みたいに小魚が群れているエリアがあった。

移動していくと、このポイントも魚群がすごかった。特に海中の岩山の周りに群れる姿が大迫力。

魚群だけでなく、海中の地形も面白かった。水面を見上げた景色がきれい。

このポイントは地形派のダイバーも楽しめるはず。

イソギンチャクとクマノミ。

クマノミとハタタテダイのアップ。

そして、ポイント名の由来にもなっているウミガメ(タイマイ)にも遭遇した。

触ってはいけないので、できるだけ近寄って写真を撮ってみた。

これで2本目を終えて浮上。ダイビングログは以下の通り。

  • 天候:晴
  • 気温:32℃
  • 水温:28℃
  • 潜水時間:45分
  • 最大深度:16.7m
  • 平均深度:9.1m
  • 透明度:20m

透明度は高いし、タイマイにも出会えたので満足。

Shark Point

ピピ島からマリンパークへ移動。マリンパークはピピ島の北にあるポイントで、3本目は「シャークポイント」というサメが見られるポイントだった。

潜行すると、立方体の漁礁の周りに魚が群れていた。

移動していくと、目当てだったサメに遭遇。このサメは Leopard Shark という種類で、和名は「トラフザメ」。

この種類のサメには今まで何度か出会ったことがあるが、どれも大人しく、海底でじっとしていることが多いのが特徴。ゆったりと泳いでいる姿を眺めたり、できるだけ近寄って写真を撮ったりして楽しめた。ダイバーに人気のサメなのも納得できる。

このポイントではあまり動き回らずにサメの観察をのんびりと行い、これでこの日のダイビングを終えて浮上。

  • 天候:晴
  • 気温:32℃
  • 水温:27.5℃
  • 潜水時間:40分
  • 最大深度:21.1m
  • 平均深度:15.0m
  • 透明度:20m

器材を片付け、マリンパークのエリアを離れてプーケットへ。

午後6時半、プーケットの港に帰着した。これで4日間のダイビングのうち半分が終了。スタッフの方たちと挨拶して別れ、送迎車でホテルへ戻った。

カタビーチ

午後7時半に外出。前日はビーチ沿いの露店で夕食にしたが、大通りを歩いていると “Kata Beach Walking Street Market” というフードコートみたいな場所があったので入ってみた。

中に入ると、わりと本格的なフードコート。この日はここで夕食にした。

まず注文したのはチキンフライドライスと春巻き(それぞれ80バーツ)。東南アジアの安食堂は本当に外れがない。

フードコート内をしばらく歩き回ってみた。かなりの種類の料理があるし、プーケット滞在中は毎日ここに通っても飽きないはず。

ジュース屋台でパイナップルジュース(50バーツ)を飲んだ後、フライドアイスクリームというものがあったので注文してみた(80バーツ)。「フライド」とあるから揚げるのかと思っていたら、冷たい石板の上でアイスクリームとチョコレートをぐちゃぐちゃに混ぜるというものだった。最後にヘラでクルクルと巻き取って渡してくれる。

この旅行の時まで知らなかったが、「コールドストーンアイス」という名前で日本にも進出しているということだった。食べてみると、不思議な食感。

夕食後、ビーチ沿いをしばらく歩いてみた。この日は12月30日で、翌日の夜はカウントダウンが行われるはず。ただ、この日も小規模ながら花火が上がっていた。

夜9時、ホテルに戻った。この日は11時半に就寝。