タイ旅行記(12/31 ダイビング3日目)

ダイビング3日目は「ラチャノイ島+ラチャヤイ島」の3ダイブ。さらに、この日は12月31日なのでビーチでカウントダウンが行われるはず。ダイビング終了後は、カタビーチで灯籠と花火を見ながら年越しを行うことにしていた。


朝6時半に起床。7時半過ぎにダイビングショップの送迎車が来て、港へ移動した。前日と同様のピンクのトラックに乗って桟橋へ。

大勢のダイバーたちで賑わっている桟橋を歩き、今回のポイントまで移動する船に乗り込む。桟橋に係留されている船にはたくさんのタンクが積まれているが、全部合わせるとどのくらいの本数になるんだろう。

晴天の中、プーケットを出港。

1時間半ほどの航海で、ラチャノイ島が見えてきた。ラチャヤイ島は2日前に潜ったラチャノイ島よりも南側にあるエリア。

器材を準備し、ダイビング開始。

Racha Noi Island Marina Bay

1本目はラチャノイ島の「マリーナベイ」。潜行してすぐに、透明度の高さに感動した。ダイバーが宙に浮いているみたい。

岩場で群れていたメロンバタフライフィッシュ。本当にメロンみたいな感じがする。

この赤い魚は食材としてもおなじみのアカハタ。インド洋にもいるんですね。

上を見上げると、モヨウフグが悠々と泳いでいた。

それにしても、魚群の乱舞が吹雪みたいできれい。

イソギンチャクの中にいたのがスカンクアネモネフィッシュ。インド洋の固有種で、頭部から背中の中央に白い線が入っているのが特徴。「スカンク」といっても、もちろん匂いを発するわけではなく、この白い線が共通した特徴というのが名前の由来。

さらに別のモヨウフグにも遭遇。

モヨウフグを下から見上げるように撮ってみた。下の写真を「シーラカンスを撮ったもの」と言っても信じる人がいるかもしれない。ちょっとお気に入りの写真。

1本目のダイビングログは以下の通り。透明度は高いし、魚はたくさんいるし、気持ちのいいダイビングだった。

  • 天候:晴
  • 気温:30℃
  • 水温:25.7℃
  • 潜水時間:45分
  • 最大深度:14.0m
  • 平均深度:9.6m
  • 透明度:20m

船に戻り、他のグループが次々と上がってくるのを見物。

その後、船の屋上で昼食。寒い日本のことを考えながら、リゾート気分を満喫。

年末年始にこんな暖かい気候の中でダイビングを楽しんでいるのだから、自分がすっかりセレブになったような気分。

Racha Noi Island Marina Rock

2本目はラチャノイ島の「マリーナロック」。潜行すると、ドクウツボがいた。

インド洋の固有種「コラーレバタフライフィッシュ」。尾びれのオレンジ色がきれい。

こちらもインド洋の固有種「インディアンバガボンドバタフライフィッシュ」。バガボンドってどんな意味かと思って調べてみたら「放浪者」だった。

なぜか2本目のダイビングでは写真をあまり撮っていなかった。魚が少なかったからみたいだが、見上げると海面がきれい。

2本目のダイビングログは以下の通り。

  • 天候:晴
  • 気温:31℃
  • 水温:22.8℃
  • 潜水時間:41分
  • 最大深度:19.3m
  • 平均深度:10.0m
  • 透明度:15m

3本目はラチャヤイ島でのダイビング。30分ほどでラチャノイ島からラチャヤイ島へ移動した。

Racha Yai Island Bay 1

ラチャヤイ島へ移動し、3本目のダイビング。潜行すると、コンクリート製の漁礁が沈められていた。

漁礁を通り抜けたりすると、ジャングルジムみたいで楽しい。

漁礁のエリアを過ぎると、沈船があった。

それほど大きな船ではないが、それでも沈船を探検するのは楽しい。

階段のところにはキンセンフエダイが群れていた。魚と一緒に階段を上がって上の甲板へ。

しばらく周囲を動き回り、いろんな角度から沈船を眺めてみた。個人的に、沈船でダイビングを行うのは和歌山県の白浜以来2回目。

沈船ダイブ(レックダイブ)って、本当に楽しい。

船橋内に入ることもできた。漁礁として沈められた船らしいので機器類は何も残っていないが、探検家みたいな気がして楽しい。

船内を探索した後、階段を下りて漁礁の方へ戻る。

漁礁を通り抜けるところと、沈船の階段を下りるところの動画を載せておく。ちょっとした探検気分が味わえるのがわかると思う。

沈船を離れ、少し移動するとチンアナゴが生息しているエリアがあった。

チンアナゴは動きが面白いから、ダイバーにはファンも多い。できるだけ近づいて、しばらく観察。

まるでツチノコみたいな生き物がいたが、これはクモウツボ。ウツボの中では比較的おとなしいことから、飼う人も多いらしい。

砂地でモンダルマカレイが擬態していた。一般的なカレイと違って表面の模様が面白い。なんだかスリッパみたいにも見える。

こちらでは、砂地にヨメヒメジが整列していた。できるだけ近寄って撮影。

岩場にオニダルマオコゼがいて、最初に見つけたときは人面魚かと思ってドキッとした。

オニダルマオコゼのアップ。岩場に擬態していて、かなり強い毒を持っているので注意が必要。

最後に見た魚がメロンバタフライフィッシュ。本当にメロンみたいな色と模様をしていて、かなりきれい。

これで、この日のダイビングが終了。ダイビングログは以下の通り。

  • 天候:晴
  • 気温:32℃
  • 水温:27.7℃
  • 潜水時間:41分
  • 最大深度:19.3m
  • 平均深度:11.3m
  • 透明度:20m

ラチャヤイ島を後にして、プーケットへ移動。この日のダイビングも楽しかった。

夕方5時、プーケットに帰港した。ホテルに戻り、しばらく休憩。

カタビーチでの年越しの風景については、次のページで。