個人的にはまっているのが「メイドインアビス」という作品で、当サイトでも原作漫画やアニメの感想をいくつか載せています。そして、YouTube でメイドインアビス関連の動画といえば有名なのが「でしゃばりパンケーキ」さんのチャンネル。今回の旅行は、このチャンネルの以下の動画がきっかけになりました。
深界四層にある「不屈の花園」へ行ってみたというもので、本当に不屈の花園と思えるような風景が見事です。場所を明かすと茨城県の「国営ひたち海浜公園」というところで、咲いているのはトコシエコウではなくネモフィラという青い花。
この「でしゃばりパンケーキ」さんのチャンネルですが、運営者の男性3人の掛け合いが面白いのでおすすめです。メイドインアビスファンならチャンネル登録しておくべき。
というわけで国営ひたち海浜公園にはいつか必ず行ってみたいと思ったわけですが、何しろ九州在住なので茨城県は遠い。そこで、近場で同じような風景が見られる場所がないか調べてみたところ、大分県にありました。
それが竹田市の「くじゅう花公園」で、阿蘇国立公園内の久住高原にあるので花だけでなく周囲の景色もきれいそうです。場所はこちら。
個人的に乗馬のため月1回ペースで湯布院へ通っているので、その帰りに立ち寄ってみました。時期は、ネモフィラが満開になる2023年5月中旬です。
連休明けの時期ですが、天気のいい日曜日なので駐車場はほぼ満車状態。ようやく車を停め、入口へ。
料金は1,300円ですが、JAFカードの提示で1,200円になりました。おそらく来訪客の99%が家族連れもしくはカップルという中、堂々と「大人1人」と伝えてチケットを購入します。
ゲートを通り、少し歩くと花畑が見えてきました。
いやー、きれいですねえ。色とりどりの花が咲き誇っています。
天気もいいし、歩いていると気分がいい。一人きりなんて気になりません。
くじゅう連山を背景にした花畑の風景が見事。なお「くじゅう連山」はひらがなが正式な表記になっていて、これはおそらく「九重」と「久住」の2つの意味を持たせているためだと思います(多分)。
こちらの「高原の彩り」というエリアにあるリビングストンデージーやポピーももちろんきれいなんですが、今回の目的はネモフィラ。上の写真の青い花がネモフィラなんですが、こんな風に混在しているのではなく一面のネモフィラ畑がどこかにあるはず。
でしゃばりパンケーキさんの動画では海浜公園内をかなり歩き回って探窟されていたようですが、ここはそんなに広くないのですぐに見つかりました。
ただ、規模はさすがに国営ひたち海浜公園には及びません。それでも、撮り方によっては負けていない写真になるはず。
近寄って写真を撮る際は、もちろんクオンガタリが潜んでいないか確認。
大丈夫そうなので、さらに近寄ってネモフィラのアップを。
ネモフィラの花びらは5枚なんですね。ちなみに花びらの枚数にはフィボナッチ数という法則があるんですが、知ってました?
少し歩くと、もう少し広いネモフィラ畑がありました。国営ひたち海浜公園とは違って丘にはなっていないので、上昇負荷は大丈夫。
ちょっとぼかしていますが、こういう人が歩いていました。
この人たちはコスプレイヤー。実は訪れるまで全く知らなかったんですが、ここではときどきコスプレイベントが行われているそうです。入口ゲートの横でコスプレイヤーとカメラマンの受付が行われていて、料金を払ってカメラマンの腕章を付けた人しか撮影してはいけないことになっています。
ただ、コスプレイヤーの人が多すぎて、どうしても写り込んでしまいます。というわけで、このページでは写り込んでしまった人にはモザイクをかけています。
「撮りたい人」と「撮られたい人」という需要と供給がマッチしたイベントなんですね。嬉々としてポーズを取りながら写真を撮られているコスプレイヤーと、絵に描いたようなオタク風のカメラマンたちを見ていると「平和なイベントだなあ」と思ってしまいました。
コスプレイヤーに「写真を撮らせてもらいたいんですが」と声を掛けているカメラマンを見ながら、こちらは風景を撮影。ピントを少しずつずらしながら撮ってみました。
こんな風にピントをずらしていくのはカメラなら簡単にできるんですが、スマートフォンではどうなんでしょうね。私は旅行の際は必ずコンパクトデジカメを使っているので、スマホのカメラにはあまり詳しくありません。
ダイラカズラはありませんが、それなりに大きな木はあります。
ダイラカズラを合成してみました。深界四層の風景に見えますか?
本当に、不屈の花園に来てみてよかった。トコシエコウと戯れながら、しばらく散策。
今回の主目的は不屈の花園を見ることなんですが、この公園にはもちろん他にも見どころがあります。下の写真は阿蘇五岳を遠望できる場所。
阿蘇五岳の手前にはラベンダー畑が広がっていますが、ラベンダーの季節は6月下旬~7月上旬。今は咲いていません。
この後、公園内を自由に歩き回ってみました。こちらに咲いている面白い形の花は「ルピナス」で、別名「ノボリフジ」。
藤の花を逆さに立てたような外見から「昇り藤」だそうです。こんな不思議な花があるんですね。
ネモフィラとポピーとウサギみたいな原生生物。
不思議の国のアリスをイメージしているんでしょうね(多分)。
こちらは深界四層にある遺物。ではなく樹木に設置されているステージ。
登ってみたら、こういうものが。カエルが住んでいるという設定なんでしょうか。
ステージからの眺め。
あ、上昇負荷を失念していました。
公園内には温室もあります。頭上がビニール傘で、この発想は面白い。
さらに散策。
リビングストンデージーが咲き乱れている「彩りの丘」。
リビングストンデージーのアップ。
本当に、きれいですねえ。
いい大人が一人で歩いていても淋しくなんてありませんよ。
ええ、もちろん。
しかし家族連れとカップルばかりだな。
再びネモフィラ畑に戻ってきました。コスプレイヤーたちを見ているうちに「来年は別料金を払ってカメラマンになってみようか」などと考えてみたり。
しかし、そうすると一眼レフを買わないと格好がつかないので却下。さすがにコンパクトデジカメでは馬鹿にされますからね。
ラベンダーソフトクリームを買って休憩。
公園内を3時間ほど散策し、これで帰ることにしました。不屈の花園の雰囲気を十分に味わうことができたので満足です。
今回はネモフィラが満開の時期を狙って訪問しましたが、もちろん季節によって見ごろになる花は違ってきます。開花情報については以下の公式サイトを参照して下さい。
初夏のラベンダーや秋のコスモスの時期などにも来てみたいものです。
くじゅう花公園から佐世保の自宅へ戻るわけですが、大分自動車道ではなく県境を越えて九州道の八女インターへ移動してみました。目的は、途中の日向神ダムに立ち寄ること。
私は福岡県筑後市の生まれで、小学校の社会見学で日向神ダムへ来たことがあります。そのときのことはほとんど憶えていませんが、今回久しぶりに来てみたのはダム湖畔にちょっとしたスポットが作られていることがわかったため。
この橋の上から眺めることができるそうです。
案内書きがありました。上には屋根と鐘もあります。
そのスポットとは「ハート岩」。
なんとなくでもハート型に見えるものがあれば、観光地にしておいて損はないでしょう。多少とも人が集まるでしょうし。
まあ、ハート型に見えなくもありませんね。
将来はここでハートロックカフェでも始めてみますか、などと思ったものの人が少なすぎて無理。桜の季節などの期間限定ならありかもしれませんが。
世界各地でハート型のものを探しているハートゲッターの人は、いつか来てみてほしいものです。
これで、今回の「不屈の花園」「ハート岩」の訪問は終了。なお、今回の旅行のきっかけになったメイドインアビスについては、以下のページを参照して下さい。
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