モルドバ&ルーマニア旅行記(2018年4~5月)

旅行の動機

2018年のGWは前年と同様に2日休めば9連休になる。このため、前年は諦めたモルドバ&ルーマニア旅行を再度計画して、前年の年末のうちに航空券を手配しておいた。これでようやく旅行を実行できる。

なぜモルドバなんていう超マイナーな国へ行くことを考えたかというと、実はモルドバ自体が目的ではなく、国際的には未承認国になる沿ドニエストル共和国に潜入するため。ここ数年、ナゴルノ・カラバフ共和国や北キプロス・トルコ共和国に入る機会があり、こういう自称独立国めぐりが楽しくなった。もちろん紛争地域には行くべきではないが、今は落ち着いている未承認国もいくつかある。その中から、今回は沿ドニエストルに行ってみることにした。

ただし、モルドバだけだと見所が少ないので、こちらも以前から興味のあったルーマニアと併せて旅行することにした。ブカレストにある悪名高い「国民の館」を見るのも楽しみ。

旅行前の準備

航空券については、福岡出発で往路はモルドバのキシナウ着、復路はルーマニアのブカレスト発というオープンジョーのチケットになると、さすがに選択肢は少ない。必然的にアエロフロートのモスクワ経由になり、値段は往復で151,410円。連休期間中のヨーロッパ行きとしては、安い方だと思う。ただし福岡~上海は中国東方航空になり、往路は上海で半日ほど滞在時間がある。

キシナウからブカレストへは、自力で移動する必要がある。この区間に国際夜行列車が通っていることはわかっていたが、このチケットは日本では手配できなかった。また、この列車が毎日運行なのか、または特定の曜日だけなのか、ネット上の情報が錯綜していてどうしてもわからない。仕方がないので、これはモルドバ到着日に直接キシナウ駅に行って確かめることにした。もし列車が運行されていなければ、そのときはバスで移動すればいい。

宿泊先については、旅行前にホテル予約サイトで手配しておくことにした。利用したのはおなじみの agodaExpedia で、キシナウ(2泊)、シナイア(1泊)、ブカレスト(2泊)が問題なく予約できた。しかし最近は現地で直接ホテルを探す機会がめっきり少なくなった。現地での時間は有効に使えるが、海外一人旅を始めたころを思い出すと隔世の感。

それから、今回は初めて海外で使えるポケット WiFi をレンタルしてみた。「イモトのWiFi」のTVCMを見て興味を持ったことがきっかけだが、各社を比較した結果、利用したのは「グローバルWiFi」というところ。福岡空港で受け取りと返却が可能で、料金は9日間のレンタルで6,516円。これで準備は終わり。

レンタル WiFi を使ってみた感想は、これがもう便利極まりなく、今後は毎回レンタルすることになりそうな気がする。便利になればなるほど後戻りできなくなることを実感した。ネット環境についても隔世の感。

レンタル WiFi については当サイト別館のこちらのページも参照してほしい。

旅行記

日付都市名
2018.4.28(土)福岡~上海~
2018.4.29(日)~モスクワ~キシナウ
2018.4.30(月)キシナウ~ティラスポリ~キシナウ
2018.5.1(火)キシナウ~
2018.5.2(水)~ブカレスト~シナイア
2018.5.3(木)シナイア~ブカレスト
2018.5.4(金)ブカレスト
2018.5.5(土)ブカレスト~モスクワ~
2018.5.6(日)~上海~福岡