アルメニア旅行記(2015年5月)

旅行の動機

2015年の GW は2日休めば9連休になる。今回はさらに1日足して10日間とし、アルメニアへ行くことにした。コーカサス地方にある旧ソ連の国で、日本人にはあまりなじみがない国だと思う。以前から何となく行ってみたいと思っていた国だったので、今回旅行することにした。

ところで、なぜアルメニアが気になっていたのかだが、これがはっきりしない。おそらくテレビかインターネットで見た風景がきっかけだったような気がするものの、どうも思いだせない。

もっとも、旅行先への興味は調べていくうちに大きくなっていくものなので、きっかけはそれほど重要ではない。ほとんどの日本人にとって一生訪れることのないアルメニアについて調べているうちに、ソ連崩壊の時期に隣国アゼルバイジャンと全面戦争を行い、現在でもアルメニア人とアゼルバイジャン人の間では憎悪の連鎖が続いていること(アルメニアとトルコが犬猿の仲ということは知っていたが)、国際的にはアゼルバイジャンの領土とされているところを一部占領していること(形だけ独立国にしているが、実質はアルメニアが支配)などがわかってきた。今回はその自称独立国「ナゴルノ・カラバフ」へも潜入してみることにしている。

旅行前の準備

航空券については、さすがに5月の連休中は値段が高騰するだろうから、20万円以上を覚悟していた。しかしながら、旅行の5ヶ月前に検索したところアエロフロートのモスクワ経由エレバン往復で185,860円というチケットがあり、ほぼ衝動買いしてしまった。行きは成田~モスクワ経由、帰りはモスクワ~ソウル経由という、ちょっと変則的なチケットになる。

エレバン到着は深夜1時半。安宿にこだわる人なら、おそらく空港ターミナル内で夜明かしして朝から宿泊先探しを始めるのだろうが、今回はそんなきついことはしたくない。そこで、エレバンでのホテルについては事前に予約することにして、このところよく利用している agoda で “NUR HOTEL” を3泊分予約しておいた。宿泊料金は3泊で45,000ドラム(事前決済ではなくチェックアウト時に現地通貨で支払い)。

あと、せっかくなので旅行最終日のエレバンでの滞在先も予約しておくことにした。旅行で疲れが溜まっているだろうから、この日は Republica Hotel Yerevan という高級なホテルを選んでおいた。宿泊料金は1泊14,137円。

今回の旅行ではエレバンの他にゴリスとステパナケルトにも滞在する予定だが、こちらについては現地に着いてから宿泊先を探すことにした。なお、ステパナケルトは自称ナゴルノ・カラバフ共和国の首都。

他は、ビザの取得方法、主な観光地への行き方などを調べておいた。ガイドブックは、「旅行人ノート・シルクロード編」にアルメニアの紹介が30ページほど載っているので、そこだけをコピーして持っていった。

これはおそらく日本で唯一、ナゴルノ・カラバフが紹介されているガイドブックであり、読み物としても面白いので旅行する予定がなくても購入してみてほしい。この地域の複雑な歴史について、知識を深めるのに役立つはず。

旅行記

日付都市名
2015.5.1(金)福岡~成田~モスクワ~
2015.5.2(土)~エレバン
2015.5.3(日)エレバン~セヴァン~エレバン
2015.5.4(月)エレバン~ゴリス
2015.5.5(火)ゴリス~タテヴ~ゴリス
2015.5.6(水)ゴリス~ステパナケルト~シューシ~ステパナケルト
2015.5.7(木)ステパナケルト~ティグラナケルト~ガンザサール~
 アマラス~ステパナケルト
2015.5.8(金)ステパナケルト~エレバン
2015.5.9(土)エレバン~モスクワ~
2015.5.10(日)~ソウル~福岡