2025年10月の北陸・富山でのワーケーション中、何日かは観光をしてきました。最初に紹介するのは立山黒部アルペンルートの風景。
チケットについては、事前にこちらのサイトで購入しておく必要があります。
最初はこのことを知らず、当日でも大丈夫だろうと思っていたらインバウンド需要により購入は困難になっているとのこと。このことを知ったのが出発の1週間ほど前で、慌てて確認したら平日だったためかぎりぎりで空きがありました。これから立山黒部アルペンルートへ行くことを考えている人は、必ず早めに行動するようにして下さい。特に週末はすぐに空きがなくなるようです。
今回は富山から黒部湖までを往復するルート。値段は約2万円と高額ですが、それだけの価値はあります。

出発日の朝、ホテルでの朝食を終えてから走って富山駅へ移動。朝食会場が混んでいたこともあり、ぎりぎりで出発に間に合いました。列車に乗り込んで20秒後くらいにドアが閉まるというきわどさで、ほっと一安心。
列車内は満員で立山駅まで立ちっぱなしでしたが、景色を眺めていると疲れません。この区間は廃止の噂もあるものの、さすがに観光ルートの一部なので残るのではないかとは思います。ただ、将来はどうなるかわかりません。
立山駅に到着した列車の写真を撮ってみました。

せっかくなので少し外に出てみて、駅舎の外観を撮影。

ここでケーブルカーに乗換え。このケーブルカーが時間指定で、すぐに満員になってしまうことがチケットの空きがなくなる要因です。

満員だったため列車内の写真は撮れず。急勾配を上って美女平駅に到着。

美女平駅の入口。標高977mだそうです。

ここからは高原バスで室堂へ。ブナや杉の巨木が立ち並んでいて、いい雰囲気。途中の「仙洞スギ」ではバスがいったん停車して近くで見せてくれます。

滝見台では、天気がよければ称名滝という4段の滝が見られるそう。ここで少しだけバスを下りて景色を眺めるというサービスもあるそうなんですが、この日は霧のため視界が悪く、ここはスルー。

標高が上がると視界が開けてきました。雲が眼下に見えるようになってきます。

きれいな景色ですねえ。

とにかく雄大。

後方を眺めると、雲がすっかり下になったのがわかります。

高原バスの終点、室堂に到着。
室堂の周辺は遊歩道が整備されていて、次のバスの出発時刻まで散策してみました。それにしてもインバウンド需要がすごく、おそらくは半数が外国人観光客という感じ。

立山玉殿の湧水で水分補給。

以下、遊歩道から眺めた景色を並べておきます。空間がとにかく広く、写真では雄大さが十分には伝わらないのが残念。


遠くに雲海も見えます。

こちらは遊歩道の横にある「みくりが池」。

湖面に映るシンメトリーの風景がきれい。

立山地獄谷という火山性噴気地帯へ下りていく遊歩道もあったものの、火山性ガスの濃度が高いため立入禁止。展望台から眺めてきました。

遊歩道をさらに先へ。

この付近では、赤い植物が斜面を覆っていました。これは「チングルマ」という高山植物で、秋になるとこんな風に赤くなるそうです。おそらく、初めて見ました。

尾根の上に続いている遊歩道の眺めがいいですね。

地図では「血の池」になっているエリア。大分県別府の血の池地獄とは違ってそこまで赤くはないものの、酸化鉄を含んでいるので水自体は赤くなっているそうです。

さらに先へ。

山肌の眺めが、まるで絵画みたい。

遊歩道はこの先のロッジまで続いていますが、次のバスの時刻が近づいてきたので引き返します。戻る途中で眺めたみくりが池。

天気もいいし、景色を楽しめました。いつかまた来たい。

室堂からは電気バスで移動。かつて、ここには日本唯一のトロリーバスが走っていて「水曜どうでしょう」一行も乗っていましたが、2024年に電気バスに置き換わりました。トロリーバス時代に乗ってみたかったものですが、それは実現できず。

この区間はほぼトンネル。かつて黒部ダムの工事中に大量の水が噴出したという大破砕帯を越え、大観峰に到着。
名前の通り、大観峰からは周囲の雄大な景色が眺められます。

山肌を紅葉が覆っていました。

ちょうど昼時なので、店があったら何か食べようと思っていたものの、大観峰にはそういうカフェなどはありませんでした。ちょっと意外。
ここから黒部平まではロープウェイ。遠くに見えるのが黒部湖。

ロープウェイで出発。大観峰の乗り場から一気に標高が下がります。

黒部平に到着し、周辺を少し散策。こういう石碑がありました。

ここからの眺め。

天気もいいし、気分がいい。

黒部平には土産物店や軽食コーナーなどがあり、ここでようやく昼食。ここの名物らしいブラックドッグとコーヒーで1,100円。

ブラックドッグは黒部名水ポークを使った肉まんで、富山ブラックのイメージから黒い色にしてあるそう。
黒部平から黒部湖まではケーブルカー。黒部湖に到着した車両はこんな感じで、急勾配を下りてきたことがわかります。

黒部湖駅からトンネルを歩いて黒部ダムへ。

トンネルを抜けて視界が開けると、ダム湖が広がっていました。

ダム湖の眺め。

黒部ダムといえば、迫力ある放水が名物。放水が行われるのは毎年6月26日から10月15日まで。この日は最終日の10月15日で、それに合わせて今回のスケジュールを決めていました。

ダムの上を歩いて対岸へ。多くのダムで道路が作られているこの部分を「天端(てんば)」というそうです。

ダムの放水により、小さな虹が発生。

対岸から眺めた放水。

こちらには、放水を近くで眺められる展望所が作られていました。

階段を下りて展望所へ。なかなかの迫力。

黒部ダム工事に関する資料コーナーもありました。「黒部の太陽」という映画は見たことがありませんが、かなりの難工事だったのは知識として知っています。

いろんな位置から見た放水。


展望所への階段は、ここから見ると少し怖い感じ。つい「少女終末旅行」でケッテンクラートが通り抜けた直後に崩落した通路を思い出しました。

上の写真に写っている階段とは別の通路があり、ここを上がっていく途中からの眺め。

通路の先には軽食コーナーなどがある建物がありました。ここからのダムの全景。

ダムとは反対側の山肌の眺めはこんな感じ。

ダム上部の道路に戻り、周辺を散策。この巨大な水圧を支えているダムの構造に感嘆。

しかし歩いている人の半数は外国人旅行者。ここでもインバウンド需要を実感します。
こちらのレストハウスにも軽食コーナーがありましたが、先ほどブラックドッグを食べたばかりなのでここでは何も買わず。その代わり、土産物として「黒部ダム」「安全第一」というベタなクッキーを買ってみました。

このクッキー、ネタとして現場猫の「ヨシ!」が描かれていたら面白かったんですが、さすがにふざけすぎでしょうかね。
しかしワーケーション後に調べてみたら実際に存在していてびっくり。
まあ、素人が思いつくようなことはとっくに誰かが考えていますよね。
ここから長野県側に抜ける場合、黒部ダム駅から電気バスで扇沢まで移動することになります。今回は立山黒部アルペンルートの走破ではなく黒部湖までの往復なので、ここで引き返して富山へ。
ダムの上から下流側を眺めると、改めて巨大な水圧を支えていることを実感します。

最後に放水をもう一度眺めてから、黒部ダムを後にしました。立山黒部アルペンルートに関しては、有名な「雪の大谷」を見てみたいので再訪する機会はあるかもしれません。しかしながら、その時期は放水は行われていないので、自分にとっては放水を見るのはこれが最後になるかも。

ここで撮った動画を載せておきます。
名残惜しいですが、黒部湖駅から逆ルートで富山へ戻ります。

ケーブルカーで急勾配を上がり、黒部平へ。

黒部平では、先ほどブラックドッグを買った軽食コーナーで名物のブラックソフトを注文。ビターで濃厚な感じが美味しかったんですが、さすがにちょっと寒い。

往路の交通機関を逆戻りして富山方面へ。美女平で立山ケーブルカーに乗るときは霧が立ち込めていました。

午後7時ごろ、富山駅に帰着。今回は天気も晴天だったこともあり、途中の景色と交通機関を楽しめました。さすが日本有数の観光地。
次回は、雪の大谷を見るために4~5月辺りに再訪してみたいものです。

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