【伊香保の「命と性ミュージアム」を紹介します】

「秋の乗り放題パス」を使って2日かけて東京まで移動し、3日目は北関東のB級スポットめぐり。3日目だけが生憎と雨になってしましましたが、しかしどれも初訪問の場所なので楽しみです。最初の目的地は群馬県にある「命と性ミュージアム」で、どういう内容のミュージアムなのかは、この名前からわかるはず。


赤羽駅を朝7時過ぎに出発し、高崎駅へ。ここから伊香保温泉行のバスに乗り継ぎます。乗り継ぎ時間は4分しかありませんでしたが、さすがに鉄道の運行時間は正確なので、ぎりぎりではあっても間に合いました。

1時間ほどのバス旅を楽しみ、北野というバス停で下車。持参した折り畳み傘が開いてみると少し壊れていたのでローソンに立ち寄ってみたんですが、普通の傘はあったものの折り畳み式は在庫切れ。仕方がないので壊れた傘で雨の中を歩きます。

ローソンから少し歩いたところに目当ての建物が見えてきました。

「命と性」という大きな文字が異彩を放っています。知らずに遭遇したらびっくりするはず。

大通りを渡って、いよいよ建物の中へ。

その前に、屋外の石像を見てみました。このベンチ、家に1台ほしい。

こちらは男女の石像。

男性のアップ。先端から滴っているところが何とも言えません。これは雨の日じゃないと見ることができない風景。いい写真が撮れました。

では、中に入ります。料金は1,000円。カラフルな壁を見てから、展示コーナーへ。

最初に断っておくと、ここはいわゆる秘宝館的なスポットではなく、あくまで学術的な内容をベースとしている「おもしろ勉強館&観光施設」です。展示内容もこの通り真面目なので、決して茶化したような紹介はしません。

こちらは妊娠の様子を示した人形の展示。

そして出産の風景。

「男の体を知ろう」の展示。体の構造や精子についての解説が中心。

もちろん「女の体を知ろう」もあります。

生命のはじまり。真面目な展示ですねえ。

幼児からの性教育よりも「スゥエーデン」が気になります。

いろんな器具類の展示。しかし、なぜああいう人形なんだろう。

上の階に上がるための梯子が設置されていました。

上にあるのは「子づくりベッド」だそうです。しかし「産み分けができた」と顔出しで写真を載せている家族がすごい。

早速、上ってみたところ、星空をイメージしたのか青一色の空間が広がっていました。子づくりだけでなく、瞑想する場所としてもよさそうです。

自宅の寝室をこんな風に改造してみたくなります。

下に降りる前に、梯子の上から眺めてみた風景。

先へ進むと、妊娠した女性の石像がありました。

リアルですねえ。

その周囲にはギリシャ風の彫刻が。

こちらは「パプちゃん」とその一人目の妻。西アフリカの一夫多妻制の国は子供がやけに多いそうです。しかし奥さんはなぜ現地人じゃないんだろう。

首がない爆乳女性像。なぜか指先には御守りが。

なぜかウィルスの大型模型がありましたが、ただの模型ではなく先端の穴から覗くとちょっと面白いイラストが眺められるというものでした。

骸骨が座った椅子。後ろのパネルは戦争についての記述。

続いて、このエリアに入ってみます。

裸の写真はスルーして、奥を見ると祭壇が作られていました。棺の中は空で、説明書きによると生前葬がテーマ。

というわけで、ここで生前葬体験の写真を撮ることができるそうです。サンプル写真がちょっと笑えます。

さらに先へ。

様々な展示物が現れます。

ここを訪れた人のサイン色紙のコーナーもありました。

最初「え? 本人?」と思ったら、別人でした。まあ、そりゃそうですよね。

最後に、この階段を上がってみます。横の男根が見事。

階段を上がったところで靴を脱ぎ、2階のエリアへ。最初のほうで「決して茶化したような紹介はしません」と書いたんですが、ここはB級スポット感が全開。

各種展示品の他は、来館者の写真撮影用スペースがいくつか作られていました。写真撮影用といっても、どれもこんな感じ。いきなりプレイがハード。

このX型の木って、磔にするためのもの(X字架)ですよね。それから左奥のベッドはスワッピング用だそうです。

ここはどんなプレイ用なんだろう。

こんな写真が撮れるそうです。さすがに顔出しはしていないものの、写真を贈る人がいるのが驚き。

アダルトフィギュア造形家だという土岐駿平氏の作品が並んでいました。アップでも撮ったんですが、生々しすぎてとても載せられません。見たい人は直接現地で。

この辺りで「ここってたしか、学術的な内容をベースとしている真面目な勉強館でしたよね」ということが思い出されてきましたが、それは考えないことにします。

2階から下りる前に、館内を見渡してみました。

これで館内を一通り見たので、外に出る前にトイレに行ってみたところ、こちらもネタの宝庫でした。

6ヶ所ある個室がそれぞれ違う趣向で飾り付けられています。

ドールに見られながらというのも、なかなかいいもの。

裸の写真と「アルコールは最も簡単な媚薬。パワーアップに効くのは梅酒」というウンチク。

こちらはおっぱい付き。

トイレを出て「すごく楽しめました」「これから歩いて珍宝館へ向かいます」と挨拶し、外に出ました。

真面目な学習施設を装ったB級スポット的な雰囲気がすごく面白く、展示内容も豊富なので楽しめます。伊香保温泉へ行く機会があれば、途中で珍宝館と併せて立ち寄ってみてほしいスポットです。

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