国東市の伊美別宮社訪問を終え、続いての目的地は豊後高田市の城山鬼子母神。場所はこちら。
ネット上でこの寺院を見つけ、ちょっと面白そうなので訪問してみました。
伊美別宮社から海沿いを30分ほど走り、城山鬼子母神に到着。この寺院の駐車場ですが、この通り鬼のような縦列駐車になっていました。盆の時期などはどんなカオスになるんでしょうか。
今回訪れたのは盆でも正月でもない時期だったため、がらんとした駐車場に車を停めてから寺院へ向かいます。カラフルで遠くからでも目立つ建物になっていました。
朱色の柱がいい感じです。鬼子母神と書かれた額を見ながら階段へ。
階段横にあるのは「南無妙法蓮華経」と「岩井日昇先生頌徳碑」。岩井日昇先生とは、碑文によれば昭和4年生まれの大先達だそうです。
しかしながら、階段を上がってみたものの建物内に入ることはできませんでした。扉の前で引き返し、続いて本堂の背後にあるこちらの石段へ。
こちらが城山鬼子母神のメインといえるエリア。鬼子母神像が目立っていますが、他にも記念碑などが斜面に林立しています。
まずは鬼子母神像を見上げてみました。高さは4mだそうです。
鬼子母神といえば女性のはずなんですが、なぜか口髭らしいものが描かれているのがユニーク。おそらく、こういう変わった姿が見られるのはここだけでしょう。着物の柄もカラフルで派手。
そして、この鬼子母神と同じくらい変わっているのが、像が立っている岩山。何やら小さなものがたくさん並んでいます。
この正体は金色の小僧さんたち。おそらく、500人いたという鬼子母神の子供たちを表しているはず。
これらの像は、ここに並べてから塗料を吹きかけたんでしょうかね。近くで見ると岩肌にも金色が付いています。
小僧さんたちの姿格好には何種類かあるようです。
それにしても、なかなか壮観な眺め。
しかし、このゾワゾワする感覚は何でしょうか。どうやら「集合体恐怖症(トライポフォビア)」を引き起こしているようです。
というわけで、いったん集合体恐怖症エリアを離れて上まで登ってみます。上層にあるのは久遠の塔と金色の大仏。
鬼子母神像と大仏は、横からだとツーショット写真が撮れます。
大仏はちょっと頭の大きさがアンバランスという気がしなくもありませんが、しかしいい表情をしています。金色が剥げかけているのはメンテナンス不足かも。
大仏の横からは豊後高田市の市街地が眺められます。手前にある川は桂川という名前で、ここはほぼ河口付近。
では、再び鬼子母神像へ。
ここから見下ろすと、さらに集合体恐怖症が加速しそう。本当にゾワゾワしてきます。
この症状について知りたい人は「集合体恐怖症」「トライポフォビア」で検索すると閲覧注意の画像がたくさん見つかります。自己責任でどうぞ。
「つぶつぶの恐怖」を十分に味わったところで、このエリアを離れました。この感覚、寺院側は意図的に仕掛けてきているんでしょうかね。改心する前は子供たちを食らう恐ろしい存在だったという鬼子母神だけに。
駐車場に戻り、階段を上がっていくと墓地があります。
盆や正月の時期は大勢の人たちが墓参りに来るはず。
墓地エリアにあった東屋風の建物で少し休んでから、最後に再び鬼子母神像と対面。改めて、ユニークな姿だと思います。
なかなか面白い寺院でした。変わった姿の鬼子母神像と、鳥肌が立つような集合体恐怖症を味わいたい人はぜひ訪問してみて下さい。
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