当サイトに「旅行先で撮った写真で小遣い稼ぎ」というコラムを載せています。自分で撮った写真でちょっとした小遣い稼ぎができるので、実践している人も多いはず。
上記ページでは写真ACというストックフォトサービスをすすめています。
この写真ACに登録して2年半ほど、ようやく換金できる最低金額の5,000円(5,000ポイント)に到達しました。アップした写真は約400点、総ダウンロード回数は1,478回。
私がアップロードした写真一覧はこちらです。
長い道のりでしたが、気が向いたときに少しずつアップしていたので時間がかかりました。もっと本格的に取り組んでいれば2年以上もかからなかったはず。最近は月当たりのダウンロード回数も増えてきたので、次に5,000ポイントに到達するのは1年もかからないと予想しています。
これを機に、写真ACに関するコラムを書いてみました。
おすすめジャンル
「旅行先で撮った写真で小遣い稼ぎ」のページに記載している通り、プロ用の器材でも持っていない限り風景写真や生き物の写真をメインにするのではなく、あくまで「ペルソナを設定してニッチなニーズを満たす」ことを意識するべきと考えています。
その中でも、ダウンロード回数が多く意外と狙い目ではないかと思えるジャンルを紹介してみます。
廃墟
私がアップした写真の中で、もっともダウンロード回数が多いのがこちら。アブハジア共和国の自称首都スフミで見た旧国会議事堂の廃墟で、芸術的な美しさがあります。
この他、ダウンロード回数が多い写真には廃墟が目立っています。こちらはウズベキスタンのムイナクで見た缶詰工場の廃墟。
ナゴルノ・カラバフ共和国のシューシという町で見たアパートの廃墟。シューシの町は2020年のナゴルノ・カラバフ紛争でアゼルバイジャンに返還されています。
長崎県五島列島の小値賀島でダイビングをした際、野崎島で見た民家の廃墟。
少し近寄って撮った写真。
こちらは自宅近くを散策中に見かけた民家の廃墟。
「廃墟への入口」をイメージして撮った写真。
これらの写真のダウンロード回数を見ると、廃墟というジャンルは密かに需要があるのではないかと考えています。廃墟探索を積極的に推奨するわけではありませんが、もしも廃墟を見つけたら写真を撮ってアップしてみることをおすすめします。
異世界
異世界というのは漠然としたジャンルですが、「なんとなく不思議な感じがする写真」と考えてもらうとわかりやすいかもしれません。
下の写真は、とある場所でダイビングを行った際に防波堤で撮ったもの。
どういう需要があったのか、意外とダウンロードされました。
トンネルの中は、もっとも「異世界」を感じやすい写真が撮れるかもしれません。これはタイのワットタムターパンという寺院で撮ったもの。
石川県金沢市でワーケーションを行った際、市内の地下道で撮った写真。なんとなく薄暗く、さらにミラーに通路の先が映っているのが不思議な雰囲気でした。
直立する杉林。万華鏡みたいな感じです。
山中にある鳥居の風景。「結界」というイメージで撮った写真です。
散策中、なんとなく「不思議な感じだな」と思ったら写真を撮ってみてもいいかもしれません。
鉄道駅
誰でも容易に撮ることができ、かつ需要があるのが駅の写真です。これは博多駅。
博多駅の写真などは激戦ジャンルと思っていましたが、意外なことにこのアングルからの写真はなく、わりとダウンロードされました。
こちらは宮崎駅。
大分県の別府駅。
長崎県の佐世保駅。
主要駅以外でも、近くに何らかの施設があるような場合はアップしておくことをすすめます。最寄駅からのアクセスを説明する際にダウンロードされることが期待できます。
例えば、鹿児島本線の吉塚駅は近くに博多税務署や福岡県庁があります。
筑肥線の九大学研都市駅は、名前の通り九州大学伊都キャンパスの最寄り駅です。
駅の近くに多くの人が集まるようなスポットがあり、かつ競合写真が少ないような駅は狙い目です。
こちらは宮崎空港駅。
この写真が「鐵坊主」さんの動画で使われていました!
(6分17秒あたり)
こちらは北陸新幹線の敦賀延伸工事中だった加賀温泉駅。石川県でのワーケーションの際、北陸新幹線が開通したら需要が増えるのではないかと思い写真を撮ってみました。
この写真が「やまぱん」さんの動画で使われていました!
(30分01秒あたり)
駅の写真を撮る際のポイントは「通行人が判別可能な姿で写っていないこと」「商標が写っていないこと」です。さらに曇りよりは青空のほうが写真がきれいになるので、晴天時に遠出する際は駅の写真について意識しておくことをおすすめします。
AI を活用した写真の修正
駅の写真の際に「商標が写っていないこと」と説明しましたが、ストックフォトでは商標以外に個人情報(個人の電話番号、住所、車のナンバープレート、表札等)が写り込んでいる場合もNGになります。
以前であれば、そういう写真はアップを諦めていました。しかし今はAI技術を活用した画像加工編集ツールを無料で利用することができます。私が使っているのは以下のサイト。
「画像消しゴム」で商標等を消すことで、アップできる写真に変えられるというわけです。
例として、これは北海道旅行の際に札幌駅で撮った味噌バターラーメンの写真。
うまく撮れているとは思うものの、丼に店名が入っているのでアップロードは諦めていました。
しかし、上記サイトによって店名をきれいに消すことができました。
アップしたところ、わりと人気の写真になっています。
これはマダガスカル旅行で撮ったバナナフランベ。
珍しいスイーツだと思いますが、コーヒーカップの商標がネック。
これも、消すことでアップできました。
タイのソンテウは、旅行関係のサイトで需要がありそうです。
しかしトヨタのロゴとナンバープレートが問題。
これもアップのために消しましょう。
長崎市の諏訪神社で撮った写真は、大門と青空と日の丸のコントラストがきれいです。
しかしながら、注連縄の下に写真を撮っている人が。大変申し訳ありませんが、消えてもらいましょう。
これで見栄えのいい写真になりました。
鹿児島県の桜島自然恐竜公園にあるアロサウルスのオブジェ。前傾姿勢ではなく、尻尾を地面に着けて直立している姿が昭和の恐竜ですねえ。
アップする前に、あの屑籠が邪魔なので消します。
これでゴミが消えてきれいになりました。
メキシコのカンクンを旅行した際、レストランで出された前菜とトルティーヤチップス。
そのままでも問題ないのですが、器からはみ出した青菜とテーブルの上にこぼれた水を消します。
これで、さらにきれいな写真になりました。
韓国の済州島にあるマーケット。一見すると問題なさそうですが、拡大するとあちこちに電話番号が写り込んでいます。全部を消してアップロード。
こんな風に、今まではアップロードを諦めていた写真も無料で修正することができます。本当に便利なので、ぜひ使ってみて下さい。
笑えるテンプレートデザイン
写真ACにアップロードしている人なら知っていると思いますが、ときどき「おすすめテンプレートでデザイン作成しませんか?」としてパンフレットやポスターの作成例を表示してくれることがあります。
デザインのジャンルはアップした写真から自動判定されているようで、大抵はふさわしいポスターやチラシなどが表示されます。例えば「コロナ退散」のマスクをした地蔵さんの写真。
デザインの作成例がこちら。
こういう写真展は本当にありそうです。
こちらは薪が積み上げられた風景。宮崎県小林市の陰陽石を訪れた際、近くで見かけて撮った写真です。
作成例がこちら。たしかにキャンプのポスターに使えそうです。
沖縄でモーターパラグライダーを体験した際に撮った写真からは、こういうデザインが表示されました。ブログのカバー写真として使えそう。
こんな風に、実際に使えそうなデザインが多く表示されます。しかしながら、ときどき笑ってしまうようなポスターが表示されることもあり、それらをいくつか紹介します。
こちらは和歌山県の白浜沖にある「中島観測塔」という構造物。白浜でダイビングを行ったとき、ボートから見上げて撮ってみました。
たしかに大自然の中にあるとはいえ、ここでキャンプするシーンを想像すると孤立感がすごい。
タイのプーケットで見た昆虫スナックの屋台。
なるほど、「大人の贅沢グルメ」ですか。昆虫食が話題になっている昨今、ふらりと立ち寄りたい人もいるかも。
この屋台で買ったタケムシ(バンブーワーム)のアップ写真。
これがデリバリーで届いたら卒倒する人もいますね。
上のほうで紹介した廃墟の写真を使ったのがこちら。たしかにこれはオープンハウス。
スタイリッシュな家が完成しています。
温もりを感じるウッドテイストが魅力ですねえ。
マレーシアでのキナバル登山の際、ウツボカズラの写真をいくつか撮りました。ウツボカズラ自体はプロが撮ったような写真がいくつもアップされていたので、それには勝てないと思い「消化されつつある虫を一緒に写した写真」をアップしてみました。
この写真を使って表示されたデザインがこちら。
何の冗談ですか?
母親に食虫植物を贈るというブラックぶりに感動しました。
最後は、写真の修正の際に紹介した桜島自然恐竜公園のアロサウルス。
モンスターペアレント?
いやー、面白い。毒親への皮肉としても使えるかも。
というわけで最後はネタ紹介みたいな感じになりましたが、写真ACは小遣い稼ぎとして無料で簡単に始められます。以下のサイトで「ダウンロード会員」「クリエイター会員」登録を行ってみて下さい。
興味を持った人は、ぜひ登録して今日から始めてみましょう。
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