【別府の隠れた珍スポット「やよい天狗」を紹介します】

趣味の乗馬のために月1回ペースで大分県の湯布院へ通っていますが、基本的に土日の2日間で滞在するため別府に宿泊しています。湯布院ではなく別府なのは、別府のほうが安いホテルが多いため。

夜は別府駅周辺やアーケード街などを散策することが多く、そこで見つけた珍物件を紹介します。珍物件といってもちょっとした小ネタみたいなものですが、それがこの「やよい天狗」。

「やよい商店街」というアーケード街を歩いていると突如現れるので、なかなかインパクトがあります。

ここは観光客が多く歩いている商店街で、別府を旅行した人なら見たことがある人も多いはず。それなりに有名なスポットをなぜ珍物件として紹介するのかというと、裏側にちょっとした特徴があるため。

商店街のシンボル的な存在で、なかなか立派な姿をしています。この天狗の顔は神輿の上に乗っていて、祭りの日には街中を練り歩くそうです。

タレントが来訪したときの写真もありました。

さて、ここまでなら観光地にありがちな町興し物件という感じですが、ここで観光客もあまり見たことがないはずの裏側へ回ってみます。

この角度で見ると、なんだか未来惑星ザルドスに登場する空飛ぶ石像みたいな感じ。あるいは、もし顔が並んでいたら仮面ライダーアマゾンの十面鬼ゴルゴスにも見えるかも。

「ザルドス」「ゴルゴス」が何のことかわからない人は、ネットで検索してみて下さい。

ちょうど真後ろまで回ってみると、なぜ珍物件として紹介したのかがわかるはず。

正面にあった「やよい天狗の由来」にも子宝物件みたいなことは書かれていないんですが、これはどう見ても意図的にこの形にしてますよねえ。

いやあ、こうして正面から見ると露骨ですねえ。制作のときもみんな愉快犯として楽しんでいたのかもしれません。

穴のアップ。さすがに、ここに賽銭を入れている人はいなかったみたい。

正面に戻ると、天狗の鼻が「陽」に見えてきます。裏側に「陰」があるので、つまりこれは陰陽を表していることになりそう。単なる天狗像というわけではなく、実は片側から見ただけではわからない深い意図があったようです。

普通の観光客は正面から見るだけで、後ろへ回ってみる人は少ないはず。顔出し看板で写真を撮った後は、ぜひ裏側へ回ってみてほしい。

写真が貼られていたケンドーコバヤシさんと宮川大輔さんは、裏側の陰まで見たんでしょうかね。

それはともかく、別府に滞在する際はぜひともやよい天狗を一回りし、表の陽と裏の陰の両方を見てほしいものです。


あと、せっかくなので別府の風景を紹介。駅前にあるのは別府観光の生みの親と言われている油屋熊八氏の像で、満面の笑みとポーズがかなりのインパクト。

その横にあるのは足湯ではなく源泉かけ流しの手湯。

駅構内にはこういう顔出し看板が。モチーフは高崎山の猿。

この顔出し看板は両側に絵が描かれていて、反対側はこんな感じ。やはり別府といえば温泉と地獄で、ちょっとしたホラーテイスト。

コロナがほぼ収束した2023年9月は、別府の町を多くの外国人観光客が歩いていました。日本人もぜひ別府を旅行してみて下さい。いいところです。

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