
旅行先として人気が高まっているジョージアから行くことができる未承認国家「アブハジア共和国」の首都スフミの名所について解説します。
アブハジアの観光地としてはスフミ近郊のノヴィ・アフォン(英語名のニューアトスという名前でも通じるようです)のほうが知られていますが、スフミにもマニアックな名所がいくつもあります。
2019年5月にアブハジアを旅行してきたので、その時の体験をもとにお勧めスポットを紹介します。
(アブハジアへの行き方については前回の記事を参照してください)
旧国会議事堂の廃墟
ある意味、ここがスフミで一番の名所かもしれません。1992~1993年の紛争で大きな被害を受けた国会議事堂の建物で、今は完全な廃墟になっています。
廃墟マニアにはたまらない外観なのですが、私が旅行したとき(2019年5月)は紛争から25周年という大きな幕に覆われていました。



幕に覆われていない建物の裏側は、いい感じの廃墟感を漂わせています。


中央の大きな廃墟には立ち入れませんが、横の2018の幕に覆われた廃墟には入ることができました。廃墟には芸術的な美しさがあります。



こういうものが落ちているとドキッとします。

屋根が落ちている廃墟もきれい。



もっとも、廃墟に立ち入るのは危険が伴うこともあるので、あくまで自己責任で。
黒海沿岸の風景
スフミは黒海に面した町なので、海沿いにはお洒落な店が並んでいます。



日本人など滅多に来ない町で「東京」を見つけるとちょっと嬉しい。

黒海の眺めもきれいです。


廃墟もありました。かつては海を眺められるレストランだったのかもしれません。


暗くなってからも、治安は良好でした。(もちろん最低限の注意は必要です)


海風が気持ちいいので、スフミでは海に近いホテルに宿泊して散策するのがお勧め。
マーケット
地元の人たちの生活が感じられる場所といえばマーケットです。スフミにもわりと大きなマーケットがあります。



アブハジアはワインも有名なので土産には最適。

カフェもあります。


珍しい日本人が来たということでカフェの女主人から喜ばれました。歩き疲れたらここで休憩してみてください。歓迎されるはず。
小ネタ
その他のネタを紹介します。
国旗を探す
アブハジアの国旗といえば手のデザインが独特で、これは「こんにちは」の意味だそうです。



あちこちで国旗を見かけるので、旅行中は国旗を探して歩くという楽しみもあります。
弾痕?
街中を歩いていると、気になる風景も見かけます。


はたして、これはアブハジア紛争中の銃弾の跡でしょうか。町を散策する際は探してみてください。
いかがでしょうか。観光名所が豊富というわけではありませんが、マニアックな旅行先が好きな人は楽しめると思います。

治安も問題ないため、夜は海沿いのレストランでアブハジアビールが飲めます。このページを見て興味を持った人は、いつかぜひ。
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