長崎県の対馬といえば、2019年くらいから日韓関係の悪化によって韓国からの観光客が激減したことがニュースになりました。
しかし、特定の国の観光客に大きく依存していたらリスクが高いのは明らかなのですから、これはターゲットを拡大する好機でもあります。韓国人が激減して静かな環境に戻った対馬に今こそ日本人が行くべきと考え、2019年11月に旅行してきました。
このページでは、対馬の名峰「白嶽」に登った時の風景を紹介します。
その前に、ちょっと気になる風景を紹介。韓国人が得意先というのはわかるんですが、やたらとハングルを併記するのはどうかと思います。
これはまだいいんですが、

さすがにこれは…

滞在中「ここはいったいどこの国なのか」と思うような景色をいくつも見ました。こういうのが日本人観光客を遠ざける要因になっているような気もします。
韓国人の激減を機に、観光対策を再構築して日本人が安心して旅行できるような体制を作ってほしいと思います。
では、白嶽に登りましょう。まずはレンタカーで登山道の入口へ向かいます。

途中、こういう川を車で渡ります。ワイルドですねえ。

駐車場に到着。写真からわかる通り最大でも5~6台しか駐車できるスペースはありませんので、なるべく午前中の早い時間に登り始めることをお勧めします。

白嶽の案内板があります。

標高518mの低山ですが、わりと本格的な登山を楽しめる山として知られています。しかしこれもハングルが多すぎ。

駐車場の横に、小さな滝がありました。

ここが登山道の入口です。

登り始めてしばらくは、こんな感じの風景が続きます。


途中、気を付けるべきポイントがあります。この岩の手前を登っていくのが正解なのですが、つい岩の間をくぐろうとしてしまいます。表示板もわかりにくいところに設置されているので注意してください。

普通、こういうのを見たらこちらが正式なルートと思ってしまいますよねえ。

私はこの岩の間を通って先へ進んだら道がなくなってしまって焦りました。下の写真は道に迷ったときの風景。


ここで無理に先へ進まずに元のほうへ戻ったら登山道に合流しました。本当に遭難するかと思い始めたので、このときはほっと一安心。

遭難は大げさと思う人もいるかもしれませんが、低山だからといって甘く見てはいけません。
登山道の脇に赤い実がなっていました。

登り始めて40分ほどで白嶽神社の鳥居に到着しました。

ここからは登山道が急勾配になり、ロープを伝って登るという本格的な登山になります。アスレチックみたいで楽しい。



登り始めて1時間ほどで「岩のテラス」がある場所に到着しました。

岩のテラスは後で見ることにして、まずは山頂に登ります。ここも急勾配で「本当にここを登るのか?」と思うような斜面にロープが設置されています。


ここを登りきると、山頂の岩場が見えてきました。

もう一息。


山頂に到着しました。山頂は大きな岩場になっていて、ここからは360°のパノラマを見ることができます。これはかなりの絶景です。




白嶽の山頂は「雄岳」と「雌岳」の2つの峰に分かれていて、登ることができるのは雄岳です。雌岳は神聖な領域とされているため登頂禁止で、雄岳の山頂から眺めるだけです。
下の写真が雌岳。

もしかしたら高所恐怖症の人にはつらいかも。
岩場の縁に座って、しばらく休憩。


山頂からの景色を堪能した後、雄岳を下りて雌岳のほうへ歩いていくと白嶽神社があります。


この鳥居から先は宮司以外は立ち入り禁止。ここで引き返します。

岩のテラスまで戻り、ここで休憩にしました。岩のテラスとは、名前の通り景色を眺められる岩場のこと。

ここからの眺めもなかなかです。山頂から戻ってここで昼食にする登山者も多いようです。


先ほど登ってきた山頂を見上げてみました。

後は、来た道をそのまま戻って下山しました。登山開始から下山完了まで2時間半ほどの手軽な登山ですが、途中かなり急な斜面をロープを伝って登ったり、低山のわりに本格的な登山が楽しめます。
登山が趣味という人は、ぜひ対馬に来て白嶽に登ってみてください。
コメント