長崎県平戸市に「緑岡神社」という小さな神社があります。知名度はほぼゼロだと思いますが、境内の様子が一般的な神社とは違っているので当サイトで紹介します。
私は今まで2011年9月、2017年3月、2019年10月の3回訪問したことがあります。場所は本土から平戸大橋を渡ってすぐのところです。
セブンイレブン平戸大橋店の駐車場の先にある細い坂道を上がっていったところにあります。駐車場はありませんが、神社の前に車1~2台分を停めるスペースがあります。
神社はこの丘の上です。
鳥居の横に説明書きがあります。
明治23年に三社大明神と牟田の御神を合祀したもので、それぞれ石の祠に納められている。三社大明神は郷人の鎮守様で1686年建立の延明寺(後の瑞岩寺)が廃寺になった後、山門の鎮守として残っていたものである。牟田の御神は1778年松浦家第33代誠信の側室栄が小祠を中の崎に奉納したものといわれ、俗に牟田様と呼ばれている。その起源については諸説あるようだが、いずれもここに来て子授けを祈ると不思議と子供が授かったと伝えられている。以来、現在も子授け、安産の神様として多くの人に崇敬されている。
しかし英文でも紹介されているのが驚きです。
鳥居の横にあるのが、この石造りの男根。上に載せている写真は2017年3月の訪問時のもので、2019年10月に来たときはこの通り縄が張られていました。
神社の本殿は石段を上がったところにあります。
本殿には入れませんので、扉から中を覗くだけです。
本殿の背後に、ちょっと小さな鳥居があります。
この鳥居の先の石段を上がっていくと2つの祠がありました。この祠が「三社大明神」と「牟田の御神」なのでしょう。
まずは祠に参拝し、それから周囲を眺めてみます。そこには大小様々な男根がいっぱい。
これらは全部奉納品みたいです。
木彫りの男根は手作りなんでしょうか。
奉納品の中でひときわ目立っているのがこれ。昭和54年に奉納されています。
それにしても、見事なくらいに天に向かって屹立しています。
銀婚記念でこういうものを奉納する夫婦っていいですねえ。理想的な関係です。
この男根は裏面もちゃんと作り込まれています。
こじんまりとした神社ですし、地元民と全国の変わった神社を訪ね歩くマニア以外には無名の存在ですが、興味があれば参拝してみてください。私も「いつまでも体全部が元気でいられますように」とお願いしてきました。
緑岡神社訪問の後、平戸市の中心部を歩いていたところ薬局の横でこういう旗を見かけました。
「カラダ よろこぶ かき肉エキス」
サプリメントの広告なんでしょうけど、しかしこのデザインは凄い。海女さんが驚異的なインパクトです。モデルになったのはどこの海女さんなんだろう。
いいですねえ、これ。こんな強烈に印象に残る広告なんて滅多にありません。影響を受けて「日本クリニック」で検索してみたら商品のパッケージがこの海女さんでした。
Amazon でも買えるので、ちょっと値段は高いのですが興味があればどうぞ。
2011年の訪問記は当サイト本館にも載せています。
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