鹿児島県指宿市、観光地として有名な池田湖にわりと近いところに「青隆寺」という真言宗の寺院があり、2018年10月に訪問してきました。
平成2年に開山されたという新しい寺院で、こういう正当な寺院を珍寺と呼ぶのは気が引けますが、しかし境内が独特の雰囲気でしたので当サイトで紹介することにしました。
アクセス
場所はここです。
鹿児島市から池田湖方面へ向かう途中、青隆寺の看板が現れます。
そちらのほうに車を進めると、ずいぶんと立派なアクセス道路が建設中でした。この時点で「この寺院は金を持っているなあ」という印象を持つことになります。
ただし、2018年10月の時点では全部は完成しておらず、途中から山道でした。今は寺院まで道路整備が完了しているかもしれません。
山道を上がっていくと駐車場があります。
境内の風景
整備された駐車場に車を停め、山門へ向かいます。
拝観料は大人500円、小学生200円になっていました。パンフレットをもらい、中に入ります。
山門の先の境内はきれいに整備されていました。中心に卒塔婆が立つ景色は珍しい。
左側に書院という建物がありますが、ここには入れません。
赤い鳥と青い龍の間を通って、先へ進みます。
しかし本当にきれいに整備されています。木漏れ日がきれいで、青い文字が映えます。
この仁王門の先が青隆寺の中枢です。
仁王門といえば、もちろん金剛力士像。大きくはありませんが立派です。
仁王門をくぐると、大きな観世音菩薩が見えます。ここからが青隆寺の中枢です。
ここで線香をあげ、階段の先へ進みます。
こちらが本堂。朱色が鮮やかです。
本堂の横には金色堂があります。金色の柱も含めて原色がふんだんに使われているので目がチカチカしてきました。(なお、金色堂には入れません)
本堂には入れますが、もちろん本堂内の写真は撮っていません。本尊を見たい人は直接訪れてください。
本堂から観音堂~太子堂~茶室と続く通路があり、ここは参拝者も入ることができます。
観音堂と太子堂の内部の写真も撮っていません。ここでは通路から見た景色だけ紹介しておきます。どこもきれいに清掃されていて見事です。
こういう像も金がかかってそう。
この先が茶室なんですが、ここは屋外の通路になっていて前日の雨で濡れていたので諦めました。
本堂に戻り、周辺を歩いてみました。しかし建物にしても石碑にしても、かなり金がかかっているのがわかります。
最後に鐘楼を見て、戻ることにしました。
寺院の金持ちぶりと、信徒の方の徹底した清掃ぶりに感心しながら青隆寺を後にしました。
実はこの日の目的地は枕崎の「国見山大国寺」で、その途中に何か面白そうなスポットがないかと思って見つけたのがこの青隆寺だったんですが、予想以上に楽しめました。鹿児島の山の中に、こういうすごい寺院があったんですねえ。
ここは決して珍寺というわけではありませんが、金のかかったバブリーな雰囲気と徹底的に清掃された境内は一見の価値はあります。
最近はパワースポットとしても知られてきているそうなので、興味がある人は参拝してみてください。
池田湖
目的地の枕崎に向かう途中、池田湖に立ち寄ってみたらウェイクボードをやっている人がいました。
池田湖には2001年と2009年に来たことがあるのですが、そのときに湖畔にあった大ウナギを見ることのできる小屋は取り壊されていました。
あと、池田湖といえばもちろんイッシー。地元では忘れられたわけではありません。
ここは普通の観光地なので、安心して立ち寄ってください。
ムー大陸博物館
枕崎に向かう途中、さらに別の場所に立ち寄ってみました。池田湖の近くにある「宝台」というところで、かつてここにそれはそれは素晴らしいスポットがありました。
2001年にここへ来たことがあり、面白すぎる風景に感嘆したのを憶えています。そのスポットとは「多寶佛塔(たほうぶつとう)」という塔と「寶台寶物館(たからだいほうもつかん)」という博物館。「寶台寶物館」の内容は「ムー大陸博物館」です。
冗談で言っているのではなく、本当に「ムー大陸博物館」でした。その後、2009年に再訪したときは境内の工事のため休館していて、入ることはできませんでした。
今回、ネット上に「再開したらしい」という情報があったので再度訪問してみましたが、やはり閉館したままでした。
しかし正門は鮮やかな赤に塗られています。長く休館中ですが、廃墟化はしていません。
この中に入れないのが残念。
隙間から内部の写真を撮ってみました。かなりきれいに整備されています。
休館の期間が長すぎるので、もしかしたらムー大陸博物館の再開はないのかもしれません。しかし周辺はきれいに整備されているので、いつかまた内部に入ることができる日が来ることを願っています。
かつてのムー大陸博物館の内容については、当サイト本館の旅行記を参照してください。
この日の本当の目的地、枕崎の国見山大国寺については別のページで紹介しています。
コメント
終末旅行者様、初めまして。
不躾ながら教えていただきたいことがありましてコメントさせていただきます。
ACに提供されている「地面に置かれた砲弾」というタイトルの写真なのですが、私はああいう物件を探している者です。
あれはおそらく魚雷の頭部だと思われます。私もぜひ訪れてみたいと思い、場所を教えて頂けないでしょうか、というお願いです。
厚かましいとは自分でも思いますが、なにとぞご教示いただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。